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魔申王ラモン。下はゼロウとギーガ

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投稿日時
2024-12-13 09:38:36

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宝輪 鳳空

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黒と赤のボディに緑の目。額の青は威厳と神秘の光。
その存在は『魔申王ラモン』と神に名づけられた。

ある日ゼロウはスクラップ場で一体のカラクリアンを助けた。
ボロを纏い、傷つき倒れた紫色の新型を。
頭部の赤い光がゼロウの目を眩く焚きつける。

訊けば、その新型の名は『ギーガ』。
今は旅の途中で、〝神殿〟を目指しているという。

「創造神オルガは『我が後継を募る』と、世界に伝令を送った。そこにきっと魔申王ラモンが現れる」
とギーガは言った。
彼はラモンを信奉していると言う。
ラモンに会うために、そこを目指すのだと。

ゼロウは訊く。
「魔申王ラモンはすでに死んだと聞いたが」
「いや。生きている。存在している」
とギーガはゆずらない。

ギーガは修理の腕の立つゼロウに旅の同行を求めたが、ゼロウは従事回路を断ち切れず、誘いをことわった。
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